田舎育ちのオヤジが走る走る

田舎生まれで田舎育ち、そして移り住んだ所もちょっと田舎、そんなおやじがマラソンに目覚めて、毎日ではないけれど適当に走りながら思った事を書いてみました!

少年時代の不思議な話(ユリ・ゲラー編)

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8月13日

 今日も暑いです。

 台風10号が、西日本に近づいて来ているのが心配です。

 

 今日は、さすがに前回の事が有るので夕方に走りに来ました。

 夕方、5時だと言うのに34度もあります。

 暑さに負けずに15kmの山道コースを走り切れるでしょうか?

 少し心配ではありますが、とりあえずジョギングペースで走ってみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて私の不思議な体験の2話目です。

 

 ユリ・ゲラーと言う人物を皆さんご存じでしょうか?

 たぶん皆さん知っていますよね。

 

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 私が、小学校6年の時です。

 その時代は結構オカルト全盛期で、それのTVの象徴的番組である木曜スペシャルに初めて出演して日本全国の視聴者にセンセーショナルを起こした人物。

 その人が、そうスプーン曲げなどで有名になった超能力者のユリ・ゲラーです。

 

 私は、もう番組が始まる前からワクワクして、台所に有ったスプーンを1本用意してTVの前で座って番組が始まるのを今か今かと待っていた様な気がします。

 

 その日は、何故か覚えてないですが居間でTVを観ていたのは小学生の私1人だけでした。

 兄は、もう高校を卒業してましたので夜は、どっかで遊び廻っていたいただろうし、

姉は中学3年で学校か何かは知りませんけど、夏休み中だったのでキャンプか課外従業に行っていなかったのだと思います。

 

 台所の食卓では、母と祖母がいましたがTVなんかには興味が無く2人で、ずっと喋っていました。(父親は、私が小学3年生の時に亡くなってます。)

 

 

 そして番組が始まり、番組が進行して行く。

 この話も、45年前ですので正確には憶えてないので、何となくで悪いのですが少し想像も入れながら書きます。

 番組前半までは、ユリ・ゲラーが1人でスプーンを曲げたり、壊れて動かなくなった腕時計を動かしたりの超能力を披露していました。

 

 そして番組後半。

 ユリ・ゲラーが言います。

    「私は、日本全国のTVの前の皆さんに念を送ります。」

    「皆さんも、スプーンに曲がれ!曲がれ!と念じてください。」

    「私が念を送っていますので、あなた達の念と合わさってスプーンは曲がるでしょう。」

    「スプーンで無くても、何でも良いです。」

    「動いている時計なら、止まれ!と。」

    「故障している時計なら、動け!と。」

    「何でも良いから、念じて下さい!」

 

 

 この番組を観ている視聴者の9割がスプーンもしくは何かに向かって念じていたのではないでしょうか?

 子供の私も、当たり前のごとくスプーンの柄を左手に持ち、右手の人差し指、中指、親指の3本の指でスプーンの柄の上の方を擦りながら、

      「曲がれ!」

              「曲がれ~!」

              「曲がれ~・!」

 

    「曲がれ~・・!」

 

    「曲がれ~・・・!」

と、念じてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 まがりませ~ん!

 

 ビクともしません。

 

 曲がる気配さえしません。

 

 

 

 まあ、5分も念じ続けられ無いんですけど。

 そんな、普通の小学生男子に15分も30分も続く集中力がある筈も無く、

     「やっぱり、ムリか?」

     「そら、そうやわなあ!」

と、小学生である私も何か納得してしまっていました。

 でも、ワクワク感は無くさずに!

 

 

 

 テレビの中では、視聴者からの電話がバンバン掛かってきているようで、

     「スプーンが曲がりました!」

     「壊れていた柱時計が勝手に動き出しました。」

     「点けていなかった電灯が勝手に点きました。」

挙句の果てに、

     「電源を入れて無かったTVが、勝手に電源が入って映し出された画面がこの番組で驚いて電話しました。」

と言う視聴者まで現れました。

 

 

 その視聴者からの電話の中に、

     「横に置いて回している扇風機に向かって、止まれ!と念じたら扇風機が止まりました。」

 と、言うのがありました。

 それを聞いた小学生の私は、

     「それ簡単で、ええやん。」

     「扇風機だったら丁度、僕の横で回してるし!」

 

     

 

        「止まれ!」

 

     「止まれ~・!」

 

   「止まれ~・・!」

 

 

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   「あれ?」

 

   「?・・!」

 

   「?」

 

 

 

   「うそ~?」

 焦るのと、嬉しいのとで私は台所にいる母親に、

     「扇風機、止まってもた!」

と、大きな声で伝えました。

 当然、母親はそんな番組を観ていないし番組の内容さえ分からないので 

     「また、変な事して潰したんやろ!」

と、まったく興味の無い様な返事しか返って来ませんでした。  

  

 

 

 話が前後しますが、扇風機は止まったのです。

 私が止まれ!と2、3回念じた後に!

 ピタっと、扇風機の羽が止まるんでは無く、普通に緩やかに徐々にスピードが落ちて行き最後には完全に止まってしまいました。

 もちろん扇風機の羽を回すスイッチボタンを押したままで。

 

 

 我が家の扇風機が止まってから、しばらくして番組は終わりました。

 小学生の私は、扇風機を確認をしました。

 扇風機には強、㊥、弱のボタンがあって、私がTVを観ながら扇風機の風を㊥に設定していました。

 その、㊥のボタンを押している時だけ、扇風機が動かなくなりました。 

 その日はもう、㊥のボタンを押しても扇風機は動くことはありませんでした。

 

 そして、これまた不思議な事に次の日には何も無かったかの様に扇風機の㊥をボタンを押せばグルグルと普通に扇風機の羽が回って正常に戻ってました。

 

 

 

 扇風機の止まった次の日、少年野球の練習に行って、この話を友達に言ったら

    「ウソつくな!」

と、馬鹿にされて笑われたのは言うまでもありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夕方に走って正解です。

 真っ昼間に走るのと違って影が多いので、直射日光を殆ど受けないで走れるので、この前走ったのと違って楽勝で走れました。

 タイムは、かなりゆっくりのジョギングペースで走りましたので遅かったですけど。

 キロ6分38秒でした。

 

 ユリ・ゲラーの話、ボチボチ長い話になっちゃいましたね。

 それでは、またボチボチ走る様にします。