田舎育ちのオヤジが走る走る

田舎生まれで田舎育ち、そして移り住んだ所もちょっと田舎、そんなおやじがマラソンに目覚めて、毎日ではないけれど適当に走りながら思った事を書いてみました!

四国八十八ヶ所巡り 高野山参り④

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7月10日

 皆様、お疲れ様です。

 長くなっちゃいました高野山参り編も今回で終わりになると思います。

 って言うか、無理やりにでも終わらせます。

 

 

 では、続きですが読む人が分かりずらいと思いますので、前回の昼食を取った場面から。 

 

 

 

 そして、奥の院の入り口付近にあるラーメン屋で昼食を取って高野山の探検、後半戦です。

 物凄く、物凄く分りずらい山道の入り口を20分ぐらいウロウロして、やっと見つけて後半戦へ出発。

 

 

 

 

 

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 これは、かなり急な坂道階段です。

 四国の山々の山道と比べても超一流の坂道階段です。

 

 この山道を進んで行くと午前中の不動坂女人堂で参拝していた女人道ツアーの人達に会いました。

 本当は、この時にこの人達がツアーの方達なのだと何となく判りました。 

 

 

 

 

 

 

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 進んで行くと、こんな看板の有る山道の分かれ道へ。

 熊野参詣道、

 あ~!

 歩いてみたい。

 走ってみたい。

 熊野古道、いつかは走ってみたい!

 熊野古道~高野山か高野山~熊野古道みたいなトレランの大会が有った様な気がする。

 そのうちエントリーしようかな?

 

 

 

 

 

 

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 見晴らしが良い場所で写真を撮ってみたのですが、山、山、山以外の物は何も在りません。

 それは、それで良い景色と言うのでしょう。

 

 

 

 

 そして高野山、出発地点の大門に到着したのですが、高野山に来て殆ど山ばかり走っていてお寺の写真が無いのはどうかと思い、時間も遅くなって来てる中、高野の中心街に向かう。

 

 

 

 

 

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 やって来ました。

 これぞ高野山、金剛峯寺。

 

 

 

 

 

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  せっかくですので、1枚残っていた納め札を納めてお経も上げときました。

 これで本当に四国八十八ヶ所巡りでお経を上げるのは、一旦終わりだと思います。

 

 

 

 

 

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 有名な根本大塔です。

   

www.koyasan.or.jp

 

 

 

 金堂です。

 

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 中門です。

 

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 まだまだ、お寺関係やお墓関係、または観光となる場所はたくさん有ると思われますが、切りがないですので、私からの高野山のレポートは以上とさせてもらいます。

 

 

 大門に戻って、15時45分。

 高野山で5時間も遊んでました。

 

 これから実家の方に帰路に着きます。

 まずは、町石道を下って高野山の麓まで。

 

 途中、東屋の休憩所があるので、20分程休憩して麓の町石道の入り口まで一気に駆け降りる。

 

 

 

 

 

 

 

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 高野山編、最後の写真。

 袈裟掛石です。

 お大師様が袈裟を掛けたと言う伝説がある石で、くぐると長生きが出来ると言われる石らしいですが、私ではかなりギリギリで潜れるかどうかですし、別に長生きする事に憧れてないのでくぐる事はしませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 最後の高野山での行程です。

 金色~赤~薄い紫色の順番で進みました。
 

 

 

 

 町石道の入り口に到着したのが、16時50分。

 南無大師遍照金剛の白衣をランニングシャツに着替えて小休憩。

  

 高野山の麓を出たのが17時。

 さすがに疲れのせいでボチボチ走る。

 

 それでも、ボチボチでも走り続けて何とか実家には19時30分には到着しました。

 

 14時間程、走り続けて体はボロボロです。

 でも、やっぱりやり切った感が有りますので、疲れてはいるのですが充実感があります。

 体はヘロヘロですが心は晴々、そんな感じです。

 

 

 これで、私の四国八十八ヶ所巡りは一旦完結しました。

 

 

 

四国八十八ヶ所巡りを終をえて

 四国八十八ヶ所巡りが終わって感じる事は、明らかに自分自身の心の持ち様が変化したのを感じています。

 もちろん、自分は自分ですし大元の自分の性格の本質は変わって無いのですが、チョットした気持ちの持ち方ですとか物の考え方とか微妙に変わったのが自分で分る様な気がするのです。

 

 そう言う心の変化は、もうお遍路の序盤の徳島のお寺回り終わる頃から徐々に感じて来ていました。

 

 徳島のお寺回りが終り、次の高知のお寺を目指して海を見ながら1人で歩いて進んでいると涙が溢れて来るのです。

 

 辛いとかシンドイから涙が出てくるのではありません。

 うれしいのです。

 うれしくて涙が溢れて来るのです。

 

 自分のやりたい事をやっている。

 自分で思い描いて、自分で決めて、自分で計画して、自分で実行して、自分で思い通りの旅をしている事が出来ているのが、うれしかったのです。

 

 よくよく考えてみれば、ホントは小さな夢かも知れませんが、その小さな夢でさえ叶えられたのが現実に叶えられている実感がうれしくて涙が溢れて来たのだと思います。

 

 もう私の場合は、それからは四国では実生活からは離れた夢の世界で生きている様な気持ちで旅を続けました。

 

 

 

 お寺にお参りしてご利益を貰うのではなく、普通は1ヶ月以上(普通の歩きお遍路は45日~60日間かかります。)食べる物も充分に食べられず、充分な睡眠も取れず、寝る時は虫や蚊に悩まされ、そんな極限状態のなかで八十八ヶ所のお寺で、飽きる程176回も願い事を唱える。

 お経を唱える。

 そりゃ~!

 精神も変わってきます。

 

 そう、お遍路はお寺参りをして御朱印などを貰って廻る事にご利益が有るんじゃなく、八十八ヶ所をどんな形であれ廻り切る事にご利益が有るんだと感じる様になりました。

 

 特に日数が掛かる歩きお遍路には、ご利益だけじゃ無く人生での糧が沢山得られる気がします。

 その人生の糧が本当のご利益かも知れません。

 

 

 お遍路に、興味を持った人。

 自分を変えたい人。

 人生を変えたい人。

 人生の何かをつかみたいと考える人

 1度、歩きお遍路を経験してみてはいかがでしょうか?

 

 ただ、言っときますけど、お遍路は私みたいに犯罪に巻き込まれたり、危険な目に遭わないお遍路ばかりでは有りません。

 気を付けないと、犯罪に巻き込まれたり危険な目に遭う可能性も高い様です。

 特に歩きお遍路は野宿や荷物から離れる事も多いので、危険がいっぱいです。

 その辺は、頭に入れといて下さい。

 

 

 

 

 それでは、やっと四国八十八ヶ所巡り 高野山参り編終わります。

 

 今日のトータル走行距離、67kmでした。

 

 ボチ、ボチ、ボチまた次回。

 そして私はボチボチ、まだ走り続けます。