田舎育ちのオヤジが走る走る

田舎生まれで田舎育ち、そして移り住んだ所もちょっと田舎、そんなおやじがマラソンに目覚めて、毎日ではないけれど適当に走りながら思った事を書いてみました!

四国八十八ヶ所巡り27日目

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6月25日

  おはようございます。

 

  起床は5時。

  早めに出発の準備を整えて、私の使った部屋を一応ですけど、掃除機かけときました。

   後、お風呂は前日に入った後、結構キレイに洗っときました。

 

  たとえ少しでも、無料で泊まらしてもらってるんですから、気持ちですよね。

  ゴミ箱も用意してくれてましたけと、ゴミは捨てずに持って出ました。

  空きカンやペットボトルは自販機の横のゴミ箱に燃えるゴミはコンビニやスーパーのゴミ箱に捨ててます。

 

 

 

 

  善根宿を出て善通寺の寺務所へ善根宿の鍵を返しに行って、さあ出発です。

 

 

  善通寺から4kmで、本当はこの近くで泊まりたかった、76番寺、金倉寺(こんぞうじ)。

 

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  ここで、1人の男性の歩きお遍路さんに。

  年齢は30代ぐらいかな?

  朝の挨拶を交わして、雑談などする内に男性のお遍路さんが、

        「今日、何番の寺まで行きます?」

と、聞いてきたので、

        「う〜ん、81番まで行こうかな?」

と、答える私。

        「一緒にです。」

        「あそこ、良い野宿スポットありますよね!」

  そうだっけ?

  81番寺の近くには、野宿スポットは有る事は有るが、私にとってはテントを持って無いので、それほどでも。

  と、思いながら本当に行きたいのは、82番寺の近くに、とても良い遍路小屋が有るのだが81番寺、82番寺は山登りコースで、さすがに厳しい。

 

  私が本堂、大師堂とお経を上げてる内にその30代の歩きお遍路さんは先に次の77番寺に出発していた。

 

  私はすぐに追い付くだろうと思っていたのだが、私がお経を唱え終わって白衣に御朱印を貰って後を追ったのだがいない。

 

  そして追い付く事が出来ずに着いた。

  77番寺、道隆寺。

 

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  昨日も、そうだったのだが香川に入ってからの歩きお遍路さんの歩くスピードが尋常じゃない。

 

  昨日なんか、朝一番に神恵院で会って、私が神恵院の本堂にお経を上げる前に出発して行ったご夫婦の歩きお遍路さん。

  結局、昨日最後のお寺善通寺まで追い越せなかった。

 

  皆さん香川に着くまで何十日、何ヶ月と歩いて来ているので、足が鍛えられて常人らぬ、とんでもない歩くスピードになってらっしゃるみたいです。

 

 

  私が道隆寺に着いた時、その男性の歩きお遍路さんは、もう大師堂のお経を唱え終わった所でした。

  その男性の歩きお遍路さん、私が道隆寺の本堂でお経を上げている時にまた出発して行きました。

  そして今日1日、もう会う事は有りませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  都会になると、いきなり遍路道の標識、道しるべとなるステッカーが少なくなるので道間違ってないか、凄く不安になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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  典型的なモッコリお山の風景です。

 

  

 

 

 

 

  

  道隆寺から、およそ7km。

  78番寺、郷照寺。

 

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  この郷照寺を出てすぐに、お接待処で声をかけられ、紅茶ストレートティーのお接待とカップヌードルのお接待をうけました。

  お腹が空いてきて、走るのが辛くなって来た時だったので助かりました。

 

  この時、ついに会いました。

  100回越えのお遍路さんに!

  その人も私の後から来て、一緒にお接待を受けたのです。

 

  その時の話でお遍路始めて15年。

  ずっと四国を回られてるようです。 

  今は年齢もあるし歩きだと、お遍路回数も限界があるので、車で回ってるんだそうです。

  ずっと車に乗りっぱなしではなく、お寺の駐車場に車を停めてお寺からお寺の間も、幾らか歩いていらっしゃるみたいです。

 

  私は聞いてみました。

      「家にはかえらないのですか?」

  すると、その高齢のお遍路さん曰く。

       「いや、1年に2ヶ月は帰るよ。」

       「それと、用事がある時も帰る。」

  1年に2ヶ月帰るって、普通逆やろ!

 

  この接待処にも、

         よく寄ってくれる。」

と、接待処の女将さんが言ってました。

 

  何故に、そんなに四国お遍路にハマッてしまったのか、今の私如きでは理解出来ない。

 

 

 

 

  79番寺、高照院。

 

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  天皇寺とも言うらしいです。

  神社と一緒になっていてお寺の部分は小規模でした。

 

 

 

 

 

 

  高照院から、7km。

  80番寺、国分寺。

 

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  お寺も人寄せに色々考えないと、ダメなんですね。

 

  さあ、これからが今日の正念場です。

  国分寺を出発したのが3時10分。

  これから、山登りして7km先にある白峰寺に4時半までにつけるか?

  結構な坂があるとの情報を聞いていたので、緩やかな坂も少しは走り時間短縮。

  そして、来るべき急な登り坂を想定して、杖になる木の棒を探しながら進む。

  それなりの棒を2本見つけて左右両手に持って坂道攻略。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  どれだけつづくねん。

  この階段。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  山に登って高地になったので下界の景色は綺麗です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  時間が迫ってきたので登り坂が終わって山道が割と平坦になったので、山道4km程走りに走りました。

  これぞ、「田舎育ちのオヤジが走る走る」です。

 

 

 

 

 

 

  4時40分に着いた。

  81番寺、白峰寺。

 

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  時間が無いので納経所に飛び込んで先に御朱印をもらってから本堂、大師堂に行きお経を上げる。

  それでも、この白峰寺5時になったら寺の門を閉めてしまうので、超高速のお経でした。

 

 

 

 

  今日の寝床は82番寺、根香寺の近くの遍路小屋です。

  白峰寺から4km強の山道を登って辿り着きました。

  登り坂も、それほど大した事はなかったので、それほど時間が掛かりませんでした。

 

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  これが、その遍路小屋です。

  本当の小屋ですので電気も有ります。

ガラス戸、網戸もあるので他の遍路小屋とは段違いです。

 

  しかし山の中なのでなにも有りません。

  こんな時の為に非常携帯食を買い込んでいたので、食事は問題無いです。

  飲料も、ここに到着する1km手前の自販機で買い込んでます。

  トイレ、水道も遍路小屋の横に併設されてます。

 

  私も野宿お遍路さんやって1ヶ月経とうとしているので、何だかんだ慣れて来ています。

  

  また、山中の暗闇の中ボチボチ寝ます。

 

  今日のトータル移動距離、42kmでした。

  本当に最後、山道を良く走りました。

 

 結局、朝出会ったあの歩きお遍路のお兄さん81番寺近辺に来た気配がありません。

  たぶん、あのお遍路兄さん80番寺、国分寺近辺の野宿スポットと間違えたのでしょう?

 

  そろそろ四国とお別れする日も近づいて来たような気がします。

 

  カエルの鳴き声がうるさいです。

 

  でも、そんなの関係ねえ!

  でも、そんなの関係ねえ!

で寝れます。

 

  💤  💤  💤