田舎育ちのオヤジが走る走る

田舎生まれで田舎育ち、そして移り住んだ所もちょっと田舎、そんなおやじがマラソンに目覚めて、毎日ではないけれど適当に走りながら思った事を書いてみました!

四国八十八ヶ所巡り20日目

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6月18日

  寒〜い!

  なんや、この久しぶりに寒いって言う感覚は?

  寝袋の中に頭も顔も全部入りたい。

  朝2時くらいから、そんな風に思い始めました。

  おはようございます。

  そんな寒い中で朝を迎えたノジュカーの私です。

 

  午前4寺45分に寝袋から出て、また出発の準備を始めます。

  早くしないと、たぶん運動公園なので朝の早くから体を動かしに来る人がいる筈だと思い、そそくさと寝袋やら寝袋マットやらを片付けていると、ほらやっぱり車で来てグラウンドで何やら始めてる人がいます。(私からは、死角になっていたので何をやっていたかは分からない。)

 

  5時を過ぎる頃には数人、私の近辺を通って行きました。

 

  ここの休憩所の水は飲めるみたいで、その水を汲みに来る人が昨日の夜と朝1人ずついました。

  そんな近所の人が寄ってくる場所に長くは居られないので5時30に出発。

  途中、同じ公園内に有る東屋を見てみると、1人のノジュカーが朝起きてゴソゴソやっている。

  え!昨日私が夜8時半頃1度見に行った時には誰も居なかったのに?

 

  近寄って、声を掛けてみた。

        「おはようございます。」

        「昨日、遅く来られたんですか?

  すると、そのノジュカー。

        「おはようございます。」

        「あっ!ハイ」

        「昨日、岩屋寺からこっちに帰って来るの思いのほか時間がかかっちゃいまして、9時前に着きました。」

        「9時前ですか?」

        「そんな遅くまで大変でしたね。」

  そんな話をして、あまり話を掘り下げないで、

        「私は、コンビニに朝食食べに行って、歩き始めます。」

と、言って別れました。

  少し話をして何となく分かった事は、歳は私より10〜15ぐらい下で日数は関係無しにユックリ野宿しながら、お遍路さんやってるみたいでした。

 

 

 

 

  私はコンビニに行って朝食とするサンドウィッチとオニオンナンタラと言うパン1つとコーヒーを買って、そのコンビニから少し行った所に有る道の駅で朝食を済ませて、6時15分に本当の出発です。

  

  私の野宿した公園の近くに道の駅が有ったのですが、1度道の駅に野宿しようと行ったのですが、そこの道の駅(天空の郷レストランさんさん)は、テントがあれば大丈夫なのだが、寝袋だけだと寝る場所が無いみたいで辞めました。(まあ、地べたに寝れる人なら寝れ無い事もないと思いますが。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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   三坂峠を少し下った所から見えた景色です。

  なかなか、写真では写ってないかも知れませんが町の向こうに海や島まで見えて感動的な景色でした。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

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  三坂峠を降り切った所の集落にあるお遍路接待所の坂本屋と言う所です。

  昭和の初期ぐらいまでは、遍路宿やお店として営業してたらしいです。

  その建物がそのまま残っていたので、今はお遍路さん接待所としてだけ使っていらしゃるとの事でした。

  本当は私、ここで休憩するつもりじゃ無かったのですが、今朝右足の小指に貼った絆創膏の貼り方が悪かったらしく、痛いので絆創膏を貼り直そうと休憩所に停まって、絆創膏貼り直すついでに小休憩して、そのまたついでに、その建物を勝手に戸などを開けて見物していたら、近所のお婆さんが来て、お茶とお菓子の接待をしてくれました。

   そのお婆さんと、話をしてこの建物や坂本屋の話を教えてもらいました。

  このお婆さん、がなかなか 話上手で私の話を引き出しながら、お婆さん側の話もするみたいな会話術(たぶん本人はそんな事気にしていない。持って生まれたものか人生経験上身についたもの。)を持っていて、長く話していても全然嫌になって来ない。

 

  このままでは昼頃まで話してしまいそうである。

  もう、かれこれ45分はここに居座ってしまっている。

 

  そろそろ、行こうかと言うところに、後から来たお遍路さんが。

  良いタイミングで来てくれた。

  私は、そう言う事でいよいよ再スタートしました。

  

 

 

 

 

 

 今日も朝から遠く感じた46番寺、浄瑠璃寺。

 

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  納経所のオバちゃんにアメ玉ひとつとバナナ1本お接待して頂きました。

  とても、愛想の良い人でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

  久しぶりに嬉しくなってしまう近い距離の47番寺、八坂寺。

 

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  ここでも、納経所のオバちゃんにお接待でチョコレートを結構な数頂きました。

  ここの人も愛想が良く感じの良いオバちゃんでした。

 

 

 

 

 

 

  今日は、何十日ぶりのお寺のフィーバーです。

  48番寺、西林寺。

 

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  このお寺が今日お参りする中で1番距離が開いていて4.5kmです。

 

 

 

 

  引き続いて49番寺、浄土寺。

 

 

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  まるで、寺同士が引っ付いている感覚に襲われます。

 

 

 

 

  時間も、さほど経たない内に着きます。

  50番寺、繁多寺(はんたじ)。

 

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  時間をみると15時50分。

        「さほど、経ってるやないかい!」

  いつの間に、これだけ時間経ったんねん?

 

 

 

 

 

 

 

 

  今日、最後に焦った51番寺、石手寺 。

 

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  お経を上げて納経所に着いたのが16時50分でした。

 

  ヤバし、ヤバし!

  それにしても、立派なお寺です。

 

 

 

 

 

 

  今日の寝床は、この立派なお寺の通夜堂で泊まらして頂きます。

 

  通夜堂と言っても、今はもう正式には使われてない御堂で、そこを歩きお遍路さんだけに無料で泊まらせくれるのです。

 

  昔は、お葬式をお寺であげる時に使ってたんだと思います。(私の推測。)

 

  使われなくなって、もうどのくらい経つか、結構ボロボロです。

 

  広い部屋に、私ひとりです。

 

  イヤ厳密に言えば、もうひとりお寺で働いている坊さん見習いの人が1人います。

 

  この人も、変わった経歴の人です。

  長い間、今まで私と話していました。(この人が、一方的にひとりで喋っていた。私は聞いているだけ。)

  今は、この石手寺の正式な僧侶を目指している言うてましたが、元々僧侶の勉強もしているみたいだし、修験道の方の修行もしていたみたいだし、何せ仏教と修験道の造詣が深いと言う事だけは良く分かりました。

 

  しかし最近は話し相手があまりいないのか、私に対して、止めどなく話が出て来ます。

 

  私も、その辺の話は全く興味が無い訳ではないので良いのですが、時間的にキツイ。

  私は早くブログを書きたい。

  書き終わって寝たい。

  昨日も寝心地が悪いは、朝方は寒いわで、睡眠時間が足りてない。

 

  9時半に話が終わりました。

 

  今日のトータル移動距離、20km???・・

 

  なんじゃ!そりゃ!

  確かに20kmしか進んでないです。

  今日は、まあ良しとしましょう。

 

  次の52番寺は、また10km以上離れているし、1番厄介なのは52番寺近辺には野宿出来る所が全くもって無い。

 

  52番寺近辺まで行ってしまっていたら、かなりの確率でそれ以上の距離を移動して、寝床を探さなければイケナイ羽目になっていたでしょう。

 

  ボチボチ寝かしてください。

  明日の為に。

  お休みなさい。

  グテッ・・・zzzzzz(寝落ちです。)