5月30日
今日の朝は寒かった。
寝袋に入ってたから良かったモンの、普通に風邪引いてもオカシクないレベルの寒さでした。
皆さんは大丈夫でしたか?
朝4時30分に起床して、出発の準備して部屋の掃除をして、(善根宿は善意で泊めてくれているので、泊まった人は掃除してゴミを残さず持って行くのがエチケットです。)
イスラエル人のエレナにsee you byeと挨拶をして、6時に出発。
まずは、昨日の最後に行った11番寺藤井寺へ。
そう12番、焼山寺への遍路道は藤井寺の本堂の左横にあるのです。
いざ、序盤の最難関、焼山寺へ!
最初から山道、全開です。
この山道が永遠と焼山寺まで12kmも続いているのです。
そして、すぐに俗に言う「遍路ころがし」と、言われる(ちゃんと表示されている。)急な登り坂が。
まだまだ、序ノ口。
「 これぐらいの坂で私は転がされへんぞ!」
と、思いながら順調に歩いて登って行く。
永遠と続く登り坂。
私にとっては、朝と言う事もあり7km地点まで順調に来た。
所々チョコっと走りながら。
そして本当の地獄が始まった。
「えー!まだ、こんな坂続くのか?」
の連続。
私は心配になってきた。
何がって、
後から出発すると言っていたエレナの事である!
絶対、私のバックパックより3kg、4kg重そうなバックパックを背負って、こんな坂を登るのは、かなり時間が掛かるであろうと。
エレナは今日は、焼山寺の宿坊で泊まる様な事を言っていたが、所々休憩しながら来ても夕方4時半に間に合うのだろうかと?
私も、 心が折れそうになりながら、10時にやっと12番寺、焼山寺。
そして、まだまだ続く時獄篇。
次の13番寺、大日寺は焼山寺から25km!
焼山寺から先は殆ど下り坂と、高を括っていたのだが、まだまだ有った登り坂!
登り坂が有ったと言っても距離的には、ほんのトータル1kmぐらいと思うのだが、焼山寺に辿り着くまでに、全ての登り用の体力を使い果たしいたので、急な登り坂の辛い事、辛い事。
さすがの私も何回も立ち止まって休憩しながらで無いと前に進め無くなってしまった。
しかし、何事にも終わりが来る。
ついに12km程で山降りも終わった。
だがだが、しかしである。
これから、まだ13kmも次の大日寺まで距離がある。
平坦な道になってから5km辺りまで、何とか走っていたのだが、ついに走れない様に。
何故って、マトモに休憩出来ないんだもん!
食べる店も無いし、コンビニも無い昼飯食われへん!
そんな道だから、ゆっくり腰を下ろして休憩する場所も無い。
本当の事を言うと、私の進んでる道は遍路道では無く、一般国道を走り進んでいたのです。
焼山寺の納経所の方が、私が大日寺まで行くと話すと、
「これから大日寺まで行くのなら、今までずっと山の坂ばっかり進んで来たのだから、遍路道行ったら、また坂が多いから国道の方が楽ですよ。」
と、教えてくれたのです。
しかし、何処まで行っても休憩する所が無い。
遍路道だったら、
「休憩所ぐらいはあったんやろなあ?」
まあ、しょうが無いですけど
今日は、昼飯抜きでした。
今日は最初、16番寺付近までを目指して進んで来たのだが、もう時間的にも体力的にもダメだと悟って、2時の時点で大日寺の近くの旅館に今日の宿泊の予約の電話を入れた。
電話を入れた場所で20分へたり込んでしまった。
その時、撮った写真です。
四国の川は水が綺麗です。
「飛び込んで泳ぎたい!」
と、思った私でした。
時間が遅くなって来たので結局、大日寺までのラスト3kmは、また走る羽目に。
ついに着いたぜ13番寺、大日寺。
旅館は大日寺の横にある、名西旅館 花です。
久しぶりに、豪華な夕食を食べました。
疲れ過ぎで、完食には程遠い有様でしたけど。
3日に1回は、こういった旅館やホテルに泊まる計画でした。
今日のトータル移動距離、2回道を間違えてUターンしましたので39kmです。
足の裏の豆の状態も酷くなって、左足の小指にも豆が出来ちゃいました。
それでは、ボチボチ明日に向かって阪神、巨人戦を観ます。
「 あれ?違った!」
ボチボチ寝ます。